業務スタート。

本日がちょうど中国到着から14日目です。

先週の木曜日(到着から4日目)にどこに住むか決め、金曜日には新居の契約を行い、大家にデポジット(日本でいう敷金みたいなもので、きれいに部屋を使えばちゃんと帰ってくる)を支払い。日曜日の午後にホテルを引き払い、無事引越しを済ませました。まだ若干ビザ周りの手続きは続いていますが(後日まとめます)、ほぼ、最初の1週目で生活のベースを整えることができました。人事と学部のスタッフ、あとは家探しを支援してくれた不動産屋さん(日朋住宅さんという現地で日本人ターゲットにやってらっしゃる会社です。非常に丁寧でしっかりしたサービスで、なおかつ、フィーもリーズナブルなので、上海で部屋探しされる際にはオススメです)に感謝であります。

で、先週の月曜日(到着から7日目)からは、通常の勤務をスタートしております。僕の勤務先の安泰経済与管理学院(「与」は、英語のandの意味。英語だとAntai College of Economics and Management)のビルの様子はこちら。 比較的最近できたビルだそうで、結構きれいです。経済学、ファイナンス、アカウンティング、マーケティング、組織管理、オペレーション管理、情報システムなどの学部に分かれており、全体で100人強の教員が所属してます。このキャンパスは修士・博士の学生を対象にした授業が行われており、学部生は別のもっと広いキャンパスで授業が行われています。

IMG_1747

そして、僕の研究室はこのビルの14階にあります。部屋の様子はこんな感じ。この部屋で研究や授業の準備をするほか、生徒の個別指導(質問を受けたり卒論のアドバイスをしたり)をします。LSEの標準的な研究室のサイズと比べると1.5倍くらいの広さなので、比較的恵まれている、と言って良いかと。

IMG_2180 (1)

最初の半期は授業を担当しないので、現在は粛々と研究を始めてます。ロンドンから継続してやっているプロジェクトがいくつもあるので、論文を書いたり、データの分析をしたり、新しい調査の設計をしたりですね。ただ、ご覧の通り、研究室も空っぽですし、大学の入館カードもまだ仮発行のものを使っていたり、名刺もまだ出来ていない状態ですので、まだまだ業務環境のセットアップには時間がかかります。

研究用の設備としては、PC用の外付けディスプレイ、プリンター、あとは、壁に貼り付けられるホワイトボードのようなものを購入予定。ディスプレイとプリンターについては、IT部門で購買を依頼。自分で選んでもいいのですが、こだわりがあんまりないのと、慣れない中国のサイトで探すのも時間が勿体無いので、プロにお任せです。ホワイトボードは、上海で研修会社をしている友人にいい商品を紹介してもらえたので、そちらを導入予定。

大学の入館カードと名刺は、事務手続き待ちです。日本でもよくある仕組みですが、学内の食堂はほぼ全て、入館カードで支払う仕組みになっている為、カードが手に入らないと食堂で飯が食べられないのであります。幸い、安泰 のビルの一階に入っているスターバックスは現金払いに加えて、微信や支付宝などのスマホ決済(中国では非常に一般的な支払手段)でも支払えるので、そちらでクロワッサンサンドなど買ってごまかしております。

 

最後に、仕事環境の重要な一部であるネット環境について少々 。 みなさんご存知の通り、中国ではGoogle, Facebook, Dropboxなどのアメリカ発のウェブツールはブロックされていて、普通には使えません。

ただ、さすがに大学は特別扱いなのか、Google Scholar (世界中の論文が検索できるツール)は使えます。また、Web of Knowledge(これも、論文検索ツール)も問題なく使用できました。各種の論文データベースと大学の図書館が契約を結んでいるので、ほぼ、僕の研究分野で必要になる論文は読めそうです。と、いうわけで、数日使ってみた限りでは、基本的な研究環境としては大きな問題はなさそうです。もちろん、中国から海外のインターネットへの接続容量はかなり限られているらしく、どうしてもロンドンで使っていた頃より若干遅いのは否めませんが、不満のないレベルではあります。

イギリスやアメリカ、日本の共同研究者とはファイルをDropboxで共有していますが、アクセスするには工夫が必要です。まあ、中国で働く上では避けられない制約なので、しょうがないですね。

 

また、研究室での仕事に加えて、中国にある日本企業に訪問したり、日本の協力企業とのテレビ会議があったりもしております。2月以降の下期(中国は大学の年度は9月始まり)からは授業も始めないといけないので、それに向けてどの講座を担当するかの打ち合わせも来週から始めていく予定です。

広告

投稿者: 吉川克彦(Katsuhiko Yoshikawa)

国際人事・組織論に関する研究者、コンサルタント。PhD (Management, London School of Economics and Political Science)。2017年8月より、上海交通大学安泰経管学院にて、Assistant Professorに就任予定。 主な研究分野は組織論、人材マネジメント論、国際経営論。 Journal of World Businessに査読付き論文が掲載されたほか、Academy of International Business, Academy of Management, Association of Japanese Business Studiesなどの学会にて研究発表の実績あり。また、日本国内でダイバーシティマネジメントについての書籍を出版。また、人事関連の雑誌への寄稿、新聞への論考を掲載。主な研究実績についてはこちら。 コンサルタントとして、様々な業界の日本企業の人事・組織変革を支援。主なテーマは、企業理念の浸透、ダイバーシティマネジメント(女性活躍促進を含む)、人事諸制度の再構築、海外法人における人事体制の確立、次世代リーダー育成、採用戦略の立案など。 1998年にリクルートに入社。人材、組織に関する研究、コンサルティング、サービス開発に 従事。2013年に同社を退社。 1974年 兵庫県西宮市生まれ。京都大学経済学部卒。2011年にLondon School of Economics and Political Science にてMSc. Management, Organisations and Governance 優等修了(Distinction) および、PhD in Management (Organisational Behaviour and Employment Relations Track)を終了。 ご連絡はこちらまで。 katsuhiko78@gmail.com / k.yoshikawa@lse.ac.uk

コメントを残す